医療法人眞鳳会
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福効医院
大阪市北区天神橋筋六丁目3-16 朝日生命天六ビル3F
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天六の町医者 訪問診療ブログ

インフルエンザ予防接種はしたけれど

天六で内科、訪問診療をしている福効医院です

インフルエンザが流行しています。僕たちも予防接種はしていますが、毎日数多くのインフルエンザ患者様が来院なされるとさすがに感染は気になります
院内は、抗ウイルス、空気清浄機、換気、発熱患者様の隔離などの手を打っておりますが、自分自身での予防対策も必要です
患者様にもよく聞かれるんです

『先生たちって、インフルエンザかからへんの?』
『そんなことないよ、僕たちもかかるときはかかるよ』
『インフルエンザかかったことある?』
『ラッキーなことに無いねん』
『特別な薬飲んでんねんやろ、そんな薬私にも頂戴!』
『そんなんないよ、あったら出すし、僕も飲む!』
『はな、どうしてんの?』
『手洗いとうがい』

そうなんです、手洗いとうがいです

手洗いは患者さんごとに必ず、うがいはガラガラぺーまではなかなかしにくいので患者さんごとに必ずお茶もしくはお水を飲むようにしています
さらに、数人ごとに鼻もかんでます。お茶を飲む回数をうがいとカウントするならば、一日100回はうがいしているんです
皆さんはそこまでいかなくても、こまめな水分摂取でかなりの予防になると思います

次に、実際のうがいですが、何でする?という話ですが、僕はお水でのうがいをおすすめします
緑茶などでのうがいもおすすめですが、回数が減ると思います。日本のきれいな水道水でうがいこれで十分だと思います
イソジンうがいを好む人もいますが、スキット感はあるのですが、イソジンうがいが好きな人はどうも濃く作る人が多い感じがします、濃いイソジンは粘膜損傷効果があり、逆に感染が増えたという報告もあります。どうしてもイソジンラブなら是非薄目で。塩水のうがいを好む人もいますが、これも粘膜損傷、更に塩分の過量摂取にもなり、おすすめしませんで、ふと思い出しました
『私、塩水でしっかりうがいしているから、風邪ひかへんねん』
『うがいはするのはいいことやね』
『塩でうがいすると引き締まる感じがして効いてる気がするから、からくしてるねん』
『せやけど、〇〇さん血圧も高いから塩水はやめたら』
『大丈夫!塩でうがいした後、塩流すように水でもうがいしているから!』
『それやったら、水だけでいいやん!』
これ本当の外来の話です。この方は大まじめに話していましたが、最終的には、うがいの回数が多くて風邪ひかないし、水うがいに切り替えて血圧も落ち着きました

予防接種はしたけれど、手洗いうがいも忘れずに

一般診療