医療法人眞鳳会
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福効医院
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天六の町医者 訪問診療ブログ

インフルエンザの予防接種は何月にするのがよい?

インフルエンザが非常に流行しています
僕の息子の学校でも昨年末に学級閉鎖があったようです
当院では、幸い十分量の確保ができ、予約なしでいらしていただきましても、ほぼ皆様方接種できましたが
本年度は製造の遅れから、十分量供給できなかったことから
新年に入って、接種時期延長(正確には接種に対する助成の延長)の連絡が参りました
例年、1月末で当院での予防接種は終了しておりましたが、お達しによると
今年度はインフルエンザワクチンの製造が遅れたため、皆様方に十分供給できなかった
それにより、インフルエンザのワクチンが山ほど余っている
しかるに、助成期間を延長するので3月末までワクチンを打ちなさいと
……..?
3月末なんて流行のピークを終えて終息に向かう時期ですよ
そこから、数週間かけて抗体作って何と戦うのですか
インフルエンザの予防接種不要論も議論されているこのご時世に
ワクチン余っているから売りなさいという指導
ワクチンというのは予防にあたるもので、考え方は人それぞれでいいと思っていますが
もし聞かれたら、2月3月のワクチン接種は不必要と答えます
じゃあ、接種できなかった人の予防はと聞かれますが
それは、ワクチンを打とうが打つまいが手洗いうがいの励行です
ワクチン自体は重症化を防ぐものであり、感染を防ぐものではないので
子どもから大人老人に至るまで手洗いとうがいなんです
出るかどうかはわかりませんが
今年はワクチンが不足していたので3月までワクチンを打ちましょうなんてテレビキャンペーンがあるかもしれませんが
惑わされることなくよく考えましょう
インフルエンザのワクチンは、余っているから打つわけではなく
流行に先立って重症化を防ぐために打つものです

予防