禁煙は何日目が一番つらい???
天六で内科訪問診療を行っている福効医院です
当院では健康増進の一助となるべく、禁煙外来を行っています。禁煙の要否や依存のしくみ、ニコチンレセプターなんて話は外来で行うとして、実際どんなことをするかを少し書きます
禁煙外来は5回ワンセットになっています
禁煙外来では1回目まず、カウンセリングと喫煙状態に関しての評価、禁煙外来について説明し、禁煙生活が開始されます。といっても、すぐに開始でなく1週間助走期間といって吸ってもいい期間があります。1週後からは絶煙です絶煙した1週間後に2回目の外来診察があります。禁煙して1週間は何とかクリアできる方が多く薬の副作用などについての確認も行います。さらに2週後3回目の外来診察でここをクリアした方は次は4週後に4回目の外来診察ですラストスパートについて説明し更に4週後5回目の外来診察で晴れて禁煙成功外来診察卒業となり12週間3か月のプログラムとなっています
実際煙草を吸っている人がやや自慢げに『俺、〇〇日禁煙したことあるよ』など言う方がいらっしゃいますが、そのほとんどは3か月以内です、これは厳密な意味では禁煙したことにあたらず、朝起きて7時に煙草を吸ってその次に9時に会社について一服し『俺、2時間禁煙していたよ』というのと一緒です
で表題の何日目なんですが、煙草には3の数字と深い関係があるんです
3分:1本の煙草を吸うために必要な時間
3時間:ほとんどの禁煙者が前の煙草から次の煙草までにイライラせずに過ごせる時間
3日:意志の弱い人が禁煙をあきらめる時間(日本では3日坊主でもおなじみの習慣を無くす期間)
3週間:禁煙のピーク最もつらい時でこれを乗り越えると玉ねぎの皮をはがすように禁煙欲求が消えていきます
3か月:禁煙成功!!
ということで
禁煙は3週間目が最もつらく
これは禁煙外来については3回目にあたりココを乗り越えた人はほぼ禁煙成功しています。
禁煙なんて簡単です。ぜひ一度禁煙外来にトライしてみてください!